バーニーズマウンテンドッグはとても賢い犬種ですが、成長とともに体が大きくなるので、しつけは早い段階から始めるのが絶対です。うちの子を飼い始めたのは生後2ヶ月のときで、最初は「大型犬のしつけって難しそう」と思っていたんですが、バーニーズは飼い主への従順さが高いので正しい方法でアプローチすれば驚くほど覚えが早いです。
バーニーズマウンテンドッグのしつけで大切な基本的な考え方
しつけの大前提として、「褒めて伸ばす」ポジティブ強化のアプローチをおすすめします。昔ながらの「叱って従わせる」方法は、バーニーズのような繊細な気質を持つ犬には逆効果になりやすく、怖がりや問題行動の原因になることがあります。
正しい行動をしたら即座にご褒美を与える、これを徹底するだけでもかなり違います。「即座に」というのが重要で、3秒以上経過すると犬は何に対して褒められているのか理解できなくなります。
まず覚えさせたい基本コマンド4つ
①「おすわり」(Sit)
すべてのしつけの基本になるコマンドです。おやつを持った手を犬の鼻先に近づけて頭上に移動させると、自然とお尻が下がります。お尻が床についた瞬間に「おすわり」と言ってすぐにご褒美を与えます。これを1日5〜10回繰り返します。うちの子は3日ほどでほぼ確実にできるようになりました。
②「待て」(Stay)
「おすわり」ができるようになったら次に教えます。「おすわり」をさせた状態で手のひらを犬に向けて「待て」と言い、1〜2秒後に「よし」で解除してご褒美。徐々に待つ時間を延ばしていきます。最初は1秒でも成功させることが大切です。
③「おいで」(Come)
万が一リードが外れたときや危険な場所から呼び戻すときに命綱になるコマンドです。少し離れたところから犬の名前を呼んで、来たら大げさなくらい褒めてご褒美を与えます。「おいで」と言って叱ることは絶対にNGです。
④「伏せ」(Down)
カフェのテラスや人が集まる場所では「伏せ」の姿勢で待てることがとても重要です。「おすわり」の状態からおやつを床に向けてゆっくり動かすと、犬が自然に前足を伸ばして伏せの姿勢になります。その瞬間に「伏せ」と言ってご褒美を与えます。
引っ張り癖の直し方
バーニーズは体が大きいので、引っ張り癖はできる限り若いうちに直しておきたいです。効果的な方法は「引っ張ったら立ち止まる」シンプルなルールを徹底すること。前に進みたいのに進めないという経験を繰り返すと、引っ張っても意味がないことを学びます。
毎回一貫して行うことが大事で、家族全員が同じ対応をする必要があります。おじいちゃんだけ引っ張られても歩いてしまうと、犬は「あの人なら引っ張れる」と覚えてしまいます。
しつけに使うおすすめのご褒美(トリーツ)
- チキン・ジャーキー:好き嫌いなく食べてくれる子が多いです。ドライタイプは衛生的で携帯しやすい。
- チーズ:においが強くて食いつきがいいです。乳糖不耐症の子もいるので最初は少量で様子を見て。
- 市販のトレーニングトリーツ:小粒で使いやすいものが人気です。カロリーが低めのものを選ぶといいです。
しつけで気をつけたいこと
一度のセッションは5〜10分程度にとどめましょう。長時間のトレーニングは犬が集中力を失って逆効果になります。うまくいかない日が続いても決して焦らないこと。バーニーズは基本的に賢くて覚えが早いですが、体調や気分、環境によって日によって差があります。
プロのトレーナーに頼む選択肢も
どうしてもうまくいかない場合や問題行動が深刻な場合は、プロのドッグトレーナーに相談するのが近道です。最近は出張トレーニングや、飼い主と一緒に参加するグループレッスンも増えています。料金は1回5,000〜15,000円程度が相場ですが、プロのアドバイスで一気に解決することも多いです。
まとめ
バーニーズマウンテンドッグのしつけは、早い時期から「褒めて伸ばす」方法で根気よく行うのが基本です。最初の数ヶ月が一番大変ですが、ここで基礎を作っておくことでその後の何年もが楽になります。大型犬との生活をより安全で楽しいものにするためにも、しつけには時間をかけてあげてください。
しつけがうまくいかないとき見直すべき3つのポイント
バーニーズのしつけが思うように進まないときは、以下の3点を振り返ってみましょう。①コマンドが統一されているか:家族全員が同じ言葉・ジェスチャーを使っているか確認します。人によって言い方が違うと犬が混乱します。②タイミングは正確か:犬は行動の直後0.5〜1秒以内に褒めないと何に対して褒められたかを理解できません。③セッションの時間と頻度:1回5〜10分・1日2〜3回の短い集中セッションが効果的で、長時間の練習は犬を疲れさせ逆効果になります。
しつけは「成功体験の積み重ね」が基本です。難しいことを最初から求めず、確実にできるレベルから始めて少しずつ難易度を上げましょう。失敗しても叱らず、できたことを大げさに褒めることがバーニーズのやる気を引き出すコツです。
バーニーズに合ったご褒美の選び方|モチベーションを高める工夫
しつけの効果を高めるには、愛犬が「これのためなら頑張れる!」と感じられるご褒美の選定が重要です。バーニーズの場合、食べ物への反応が高い子が多いため、小さくちぎれる軟らかいジャーキーや高嗜好性のトレーツが適しています。普段のおやつより少し高価な「特別なご褒美」を用意すると、難しいコマンドの練習時に特に有効です。
食べ物に反応しにくい子には、おもちゃ・なでてもらうこと・一緒に遊ぶことなど「社会的ご褒美」を試してみましょう。ご褒美は練習開始前に与えず、必ず正しい行動の直後に与えることが条件づけの原則です。コマンドが完全に定着したら、ご褒美を断続的(毎回でなくときどき)に変えていくと行動がさらに強化されます。


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