「ペット可の宿」と聞くとホテルやコテージを思い浮かべる方が多いと思いますが、我が家がベルを連れて実際に苦労したのは、むしろ温泉旅館でした。一般的なペット可ホテルの感覚で予約してしまい、現地で「大浴場はもちろん、廊下も抱っこでしか歩けません」と言われて慌てた経験があります。温泉旅館は、洋室中心のペット可ホテルとはまったく違うルールで運営されていることが多いのです。
今回は、大型犬と温泉旅館に泊まる際に知っておくべき違いと注意点、そして実際に大型犬に理解のある温泉地についてまとめます。宿泊施設全般の基本的な選び方については「バーニーズマウンテンドッグと泊まれるペット可宿の選び方とおすすめ予約サービス5選」で解説していますので、まずはそちらで基本を押さえたうえで、この記事では温泉旅館ならではのポイントに絞ってご紹介します。
ペット可ホテルと温泉旅館は「勝手が違う」
一般的な洋室主体のペット可ホテルでは、客室内や専用エリアであれば比較的自由に犬と過ごせる施設が多い一方、温泉旅館では「大浴場・貸切風呂・食事処への犬の同伴は不可」がほぼ共通ルールです。畳や座卓のある和室が中心のため、爪による畳の傷みや消毒の手間を理由に、ペット同伴可の部屋数自体が少ない旅館も珍しくありません。さらに旅館内の共用廊下を犬が歩けず、部屋から玄関まで常に抱っこ・カート移動が必須というケースもあり、体重40kg前後になるバーニーズにとっては現実的に厳しい場面も出てきます。
予約前に必ず確認したい3つのポイント
1. 客室露天風呂・専用温泉の有無
大浴場に入れない以上、犬と一緒に温泉を楽しみたいなら、客室に露天風呂や専用の温泉が付いているプランを選ぶのが確実です。近年は「ペット同伴可・部屋付き露天風呂」を明記した旅館が増えており、検索条件を工夫すると見つけやすくなっています。
2. 館内移動のルール
共用廊下を歩かせてよいのか、抱っこ・カート必須なのかは旅館ごとに大きく異なります。バーニーズのような超大型犬を常時抱っこするのは現実的ではないため、予約前に電話やメールで「共用部の移動方法」を必ず確認しましょう。
3. 食事の提供場所
食事処への同伴不可の旅館が大半のため、部屋食対応かどうかは重要な判断材料です。部屋食プランがあれば、犬をケージやマットで待たせながら家族全員でゆっくり食事ができます。
和室での過ごし方の工夫
和室は洋室と違い、ベッドがなく畳の上に布団を敷くスタイルが一般的です。爪切りを済ませてから出発する、持参したマットやクレートを畳の上に敷いて犬の居場所を区切る、といった一手間で、旅館側にも配慮した滞在ができます。また障子や襖は破損しやすいため、留守番させる時間帯はケージに入れておくと安心です。
大型犬に人気の温泉エリア
草津・箱根・伊豆・下呂といったエリアは、ペット同伴可の温泉旅館が比較的多く、大型犬への対応実績がある宿も見つけやすい傾向にあります。特に伊豆エリアは客室露天風呂付きのペット可旅館が充実しており、東京・関西いずれからもアクセスしやすいことから人気です。箱根は標高があるぶん夏場も比較的過ごしやすく、温泉と涼しさの両方を求める方に向いています。
予約時に使い分けたいサービス
旅館の細かい条件は宿ごとの掲載ページで確認するのが基本ですが、楽天トラベルのほかにも、一休.comは高級旅館の掲載が多くペット同伴プランの詳細情報が充実している傾向があり、じゃらんは口コミ件数が多いため過去の宿泊者の犬種・体重に関する体験談を参考にしやすいというメリットがあります。複数のサイトを見比べて、大型犬の受け入れ実績が明記されている宿を選ぶと失敗が少なくなります。
よくある質問(FAQ)
まとめ
温泉旅館は洋室主体のペット可ホテルとは異なるルールで運営されており、大浴場・食事処への同伴不可が基本、和室での過ごし方にも工夫が必要です。客室露天風呂の有無、館内移動のルール、食事の提供場所の3点を予約前に確認することで、大型犬とも安心して温泉旅行を楽しめます。


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