バーニーズマウンテンドッグのケアというと被毛のブラッシングばかりが注目されますが、意外と見落とされがちなのが目と耳のケアです。ベルは4歳頃から耳の中が赤くなりやすくなり、動物病院で「外耳炎の予備軍」と言われました。定期的な耳掃除を習慣にしてからはほとんど発症しなくなりましたが、ケアをサボった月はやっぱり赤みが出やすい。
この記事ではバーニーズの目・耳のケア方法と注意点を実体験も交えてまとめます。
耳のケア——外耳炎の予防が最重要
バーニーズは垂れ耳(フロッピーイヤー)で耳の中が蒸れやすく、外耳炎を起こしやすい犬種です。外耳炎の主な原因は雑菌・マラセチア(酵母菌)の過増殖で、放置すると中耳炎にまで発展します。
| 外耳炎のサイン | 状態 |
|---|---|
| 耳を頻繁に掻く・頭を振る | かゆみ・違和感 |
| 耳の中が赤い・腫れている | 炎症のサイン |
| 黒い・茶色い耳垢が多い | マラセチア・細菌感染 |
| 強い耳のニオイ | 感染が進んでいる |
自宅でできる耳掃除の方法
耳掃除は月1〜2回が目安です。やりすぎも耳の皮膚を傷つけます。手順:
- 犬用イヤークリーナーを耳の入り口に数滴垂らす
- 耳の根元を10〜15秒優しくもみほぐす
- コットンで耳の入り口付近の汚れを拭き取る
- 綿棒は使わない——耳道を傷つけ汚れを奥に押し込む危険がある
お風呂・水遊びの後は耳の中に水が入りやすいので、その都度コットンで拭いておくだけで外耳炎のリスクが大幅に下がります。
目のケア——目ヤニ・流涙症への対処
バーニーズは目ヤニが出やすいコが多く、放置すると目の周りの毛が変色したり、皮膚炎を起こすことがあります。流涙症(涙が多く出て目の下が赤茶色になる状態)も見られます。
目ヤニのケア方法
- 毎朝コットンを人肌程度に温めたぬるま湯で濡らし、目頭から目尻に向けて優しく拭く
- 固まった目ヤニは無理に取らず、濡らして柔らかくしてから除去する
- 目の周りの毛が目に刺さっている場合はトリマーでカットしてもらう
受診が必要なサイン
以下のサインが見られた場合は自宅ケアでなく動物病院を受診してください:
- 目ヤニが黄緑色・膿状になっている
- 目が充血している・目を細めている
- 急に目が白くなってきた(白内障の可能性)
- 片目だけ閉じている・瞬膜(第三眼瞼)が出ている
鼻・口周りのケアも忘れずに
バーニーズは口周りの毛が長く、食事後に食べかすや水分が残りやすいです。放置すると皮膚炎や口周りのカビが生えることも。食事後は口周りの毛を乾いたタオルで軽く拭く習慣をつけましょう。
涙やけの原因と具体的な対策
バーニーズは目の下に茶色〜赤茶色のシミ(涙やけ)が出やすい犬種です。涙やけの主な原因は①逆さまつ毛(睫毛乱生)②アレルギー③鼻涙管の詰まり④食事の成分などです。特に子犬期に多く、成長とともに改善するケースもあります。
日常的なケアとして、目の周りを毎日清潔な湿ったコットンで優しく拭くことが基本です。涙やけ専用のウェットシートや涙やけ除去ローションを使うと効率的に取り除けます。アレルギーが原因の場合はフードの変更が有効なことがあります。グレインフリー(穀物不使用)フードに切り替えると改善したという事例も多いです。
外耳炎の症状と受診タイミング
バーニーズは耳が垂れているため、耳の通気が悪く外耳炎を起こしやすい犬種です。外耳炎の初期サインを早めにキャッチすることが大切です。
- 初期サイン:耳を頻繁に掻く・頭を振る・耳を床にこすりつける
- 進行サイン:耳から茶色・黒っぽい分泌物が出る・独特の悪臭
- 重症サイン:耳の入り口が赤く腫れている・触ると痛がる・傾き歩く(中耳炎の可能性)
初期サインが出たら早めに受診しましょう。外耳炎は放置すると中耳炎・内耳炎へと進行し、治療が長期化します。自己判断で市販の点耳薬を使うのは逆効果になることもあるため、必ず診断を受けてから使用してください。
耳掃除の正しい手順と道具選び
健康な耳でも月1〜2回の耳掃除が推奨されます。耳掃除に必要なものは、犬用イヤークリーナー(耳洗浄液)とコットンだけです。綿棒は耳の奥まで汚れを押し込んでしまうリスクがあるため使わないのが原則です。
手順は①イヤークリーナーをコットンに含ませる②耳の見える範囲をやさしく拭く③取れた汚れを確認する です。汚れが多い・茶色や黒っぽい場合は外耳炎の疑いがあります。耳の中に液体をたっぷり流し込む「洗浄タイプ」は、慣れた人や獣医師の指導のもとで行うのが安全です。
目やにの種類で判断する受診の目安
目やには少量であれば正常な代謝の一部ですが、量・色・状態によっては受診が必要です。
| 目やにの状態 | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| 少量の白〜黄色、硬め | 正常な代謝 | 毎日のケアで拭き取るだけで OK |
| 大量の黄色〜緑色、ベタつき | 細菌性結膜炎 | 動物病院を受診 |
| 水のような透明な分泌物が多量 | ウイルス性・アレルギー性結膜炎 | 動物病院を受診 |
| 血が混じる | 外傷・緑内障など | 緊急受診 |
バーニーズのケア全般についてはバーニーズの健康管理まとめもあわせてご覧ください。
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