「バーニーズ1頭目が寂しそうだから2頭目を迎えたい」「猫と一緒に暮らせる?」という相談をよく受けます。ベルが3歳のとき、実家の猫(マンチカン)と初めて対面させる機会がありました。ベルは興奮して近づこうとして、猫は秒でパンチ。ベルは鼻血が出るほど引っかかれました。でも今では同じ家で過ごすことができています(仲良くはないですが……)。
バーニーズは基本的に温厚で他の動物とも仲良くできる素質がありますが、正しい導入プロセスが成否を大きく左右します。この記事では多頭飼いと他の動物との共存のポイントをまとめました。
バーニーズと他の犬との共存
新しい犬を迎える前に
新しい犬を家に迎える前に、まずニュートラルな場所(自宅外の公園など)で対面させるのが基本です。先住犬の縄張りに急に他の犬を連れ込むと、先住犬が防衛的になります。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. ニュートラル対面 | 公園などで初対面。リードはつけたままゆったり並走 |
| 2. 自宅の庭・玄関前 | 家の匂いに慣れさせつつ接触 |
| 3. 室内ゲート越し | ゲートで仕切って匂いと存在を認識させる |
| 4. 監視下での共存 | 人が見ている状況でフリーで接触 |
| 5. 自由な共存 | 問題なければ普通の多頭飼いへ |
食事・おもちゃは分けて管理する
多頭飼いで最もトラブルが起きやすいのが食事中と大切なおもちゃをめぐる争いです。食器は別の部屋・別の時間で与えるのが安全です。おもちゃも「自分のもの」と認識している場合は取り合いになりやすいので注意が必要です。
バーニーズと猫との共存
バーニーズと猫の共存は、適切な導入プロセスを踏めば可能です。ただし「猫が犬を受け入れるかどうか」が最大の問題で、逆にバーニーズ側は比較的受け入れやすい犬種です。
猫のための逃げ場を確保する
猫が高い場所に逃げられる環境(キャットタワー・棚の上など)を必ず確保してください。バーニーズが届かない高さに猫のご飯・水・トイレを設置することで、猫のストレスが大幅に減ります。
猫との対面で注意すること
- バーニーズが猫を追いかける行動(チェイス)を絶対に許さない
- 猫がパンチしたり逃げたりしても、バーニーズが落ち着いていたら大いに褒める
- 猫が部屋に入ってきても無関心でいられたらご褒美
- 強制的に近づけないこと——自然に関係が形成されるまで待つ
先住ペットへの配慮
新しい子を迎えると、先住ペットが嫉妬や不安を感じることがあります。先住犬・先住猫へのスキンシップや遊びの時間を意識的に増やし、「自分の立場は変わっていない」と感じさせることが大切です。
多頭飼い導入のタイムライン(1日目〜1ヶ月後)
| 時期 | やること | 目標 |
|---|---|---|
| 導入前(1〜2週間前) | 新しい犬・猫の匂いがついたタオルを先住犬に嗅がせる | 匂いに慣れさせる |
| 1日目(対面) | リードをつけた状態でゆっくり対面。5〜10分で終わらせる | 最初の印象を穏やかに |
| 1週間 | 生活スペースを分けたまま、徐々に接触時間を増やす | お互いを無視できるようになる |
| 2〜3週間 | 監視下でフリーの時間を設ける | 自然なコミュニケーションが取れる |
| 1ヶ月後 | 必要な場面では分けつつ、通常の生活 | 安定した共存関係の構築 |
食事・寝床・トイレの分け方
多頭飼いでトラブルが最も起きやすいのが食事の場面です。食器は必ず別々にし、異なる場所・できれば別の部屋でご飯を与えましょう。食べるスピードが違う場合も早食いした方が他の子のご飯を食べてしまうことがあります。食事中は飼い主が見守り、終わったらすぐに食器を片付けます。
寝床は各自のスペースを確保しましょう。バーニーズは大きいため、相手の犬猫に知らず知らず圧力をかけていることがあります。それぞれが安心して休める「逃げ場」を作ることが多頭飼いの基本です。猫の場合は高い場所(キャットタワー・棚の上)が逃げ場になります。
バーニーズ同士の多頭飼いの注意点
バーニーズは温和な犬種なのでバーニーズ同士の多頭飼いは比較的うまくいきやすいですが、大型犬同士であることのリスクも理解しておく必要があります。遊びがヒートアップすると互いにケガをするリスクが高まります。特に体格差がある子犬と成犬を同居させる場合は、子犬を踏みつけたり圧迫したりしないよう注意が必要です。
また食費・医療費・グッズなどのコストが単純に2倍になります。バーニーズ2頭の飼育費用は月10〜15万円以上になるケースもあります。多頭飼いを始める前に、十分な生活スペースと経済的な余裕があるかを慎重に検討しましょう。
猫との共存でありがちなトラブルと解決策
バーニーズと猫の同居でよくあるトラブルは①バーニーズが猫を追いかける②猫がバーニーズを威嚇・引っかく③猫がストレスで粗相をする などです。バーニーズは好奇心が強く猫を「遊び相手」と認識して追いかけることがありますが、猫にとっては恐怖です。
解決のカギは「猫が常に犬から逃げられる環境」と「犬が猫を追いかけたら即座に制止する」の徹底です。猫専用の部屋(犬が入れない部屋)を1部屋確保できると理想的です。


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